【投資】ポイント交換先としての「投資」は賢い選択なのだろうか
2017/11/03
ポイントサイトやアンケートサイトで貯めたポイントを1つにまとめて、現金や電子マネーなどお好みのものに交換できる「ポイント交換サイト」として、以前は「PeX」「PointExchange」「ネットマイル」「Gポイント」の4つがせめぎ合っていました。
しかし、今いちばん勢いがあるのは、ポイント交換サイトとしては新興の「ドットマネー」であると、誰の目にも明らかだと思います。
また、例えば、1ポイントから交換が可能なプリペイドカードを採用した「ハピタス」など、独自のポイント交換先を設けるサイトも現れてきました。
このような苦境に危機感を感じて、ということかどうかわかりませんが、既存のポイント交換サイトも、今までにはなかった取り組みを始めています。
その1つが、ポイント交換先としての「投資」の採用です。
プロフィールでも軽く触れていますが、私自身、零細投資家として株に挑戦しているということもあって、投資には関心があります。
そこで、ポイント交換サイトからの投資について、少し調べてみました。
しかし、今いちばん勢いがあるのは、ポイント交換サイトとしては新興の「ドットマネー」であると、誰の目にも明らかだと思います。
また、例えば、1ポイントから交換が可能なプリペイドカードを採用した「ハピタス」など、独自のポイント交換先を設けるサイトも現れてきました。
このような苦境に危機感を感じて、ということかどうかわかりませんが、既存のポイント交換サイトも、今までにはなかった取り組みを始めています。
その1つが、ポイント交換先としての「投資」の採用です。
プロフィールでも軽く触れていますが、私自身、零細投資家として株に挑戦しているということもあって、投資には関心があります。
そこで、ポイント交換サイトからの投資について、少し調べてみました。

2017年11月現在、ポイント交換サイトからできる投資としては、PointExchangeの「トラノコ」とPeXの「PeX投資」があります。
一口に投資と言っても仕組みは大きく異なりますので、順に見ていきましょう。
■トラノコ
トラノコは、TORANOTEC株式会社が手掛ける「投資信託」アプリです。
投資信託とは、利用者から集めたお金をプロの手で運用し、その成果が、利用者それぞれの投資額に応じて分配される、という仕組みになっています。

利回りは運用実績によって左右されるため、例えば、銀行の定期預金のように、何日後に何%の利息をつけて払い戻しますといった確約はありませんが、トラノコでは、お好みに応じて、下記の3種類から投資スタンスを選択することができます。
2017年11月2日現在、運用開始から約半年で、下記のような結果となっています。

投資したお金は、他の利用者から投資されたお金と1つにまとめられて、プロが国内外の株式や債券に投資・運用、利用者は自由なタイミングで換金を申し込むことができます。
5円以上、1円単位の投資が可能となっています。
注意事項としては、各種手数料などの費用が挙げられます。
トラノコに投資する際には、下記のような費用が必要となります。
これだけ色々とあると、いくらくらいの投資でどれくらいの利益が期待できそうか、わかりにくいですよね。
PointExchangeに10,000ポイント(=10,000円相当)の残高があったとして、全額をバランス重視の中トラに投資、1年後に全額を出金するという例で大雑把にシミュレーションしてみましょう。
投資額は毎月0.6%増加すると仮定し、月額利用料を除く費用は年1回にまとめて差し引いています。
いやー、みるみる減っていきますね。
最終的に手元に戻ってきたのは、交換前のポイントの65%程度です。
それもそのはず、毎月0.6%増加に対して、月額利用料300円というのは投資額の3%を上回っているわけですから。
それでは、いくら投資すればプラスになるのか、上記と同じ条件で85,000円程度を投資した場合でプラスマイナスゼロ、110,000円程度を投資すれば1,000円のプラスになります。
これをどうお感じになるか、個人的には、手軽に投資できるようなイメージを打ち出している割りには、必要額は手軽な数字ではない、という感想を持ちました。
ただ、付け加えておかなければないのは、上記の例ではPointExchangeから交換したポイントのみを投資の元本としましたが、その前提に無理があるということです。
トラノコは、「おつり投資」と銘打っているアプリです。
PointExchangeからポイントを投資できるようになりましたが、元来は、クレジットカードや家計簿アプリと連動して、毎月1回、日々のお買い物のお釣りに相当する金額が銀行口座から引き落とされて、投資額が積み立てられていく、という仕組みになっています。
まあ、いずれにしても、ある程度の金額を投資しなければ、プラスになるどころかマイナスになってしまいかねないという点は、注意が必要ですね。
■PeX投資

PeX投資は、maneoマーケット株式会社が手掛ける「ソーシャルレンディング」です。
ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業や個人と、お金を投資したい企業や個人を、インターネットを通じて結び付けるサービスのことで、類似のサービスとしてクラウドファンディングが挙げられます。

トラノコとのいちばんの違いは、PeX投資では、払い戻し額が予め決まっているという点です。
募集一覧から投資先と投資額を選択し、後は待つだけ、規定の運用期間が終わると、利息を含めたポイントが返還されます。
1,000ポイント(=100円相当)から投資可能です。

現在、掲載されている案件では、運用期間は2ヶ月~半年程度、利率は1~3%程度となっています。
年利に換算すると4~10%というところですね。
投資額が小さいと手数料の負担が重くなるトラノコと違って、投資額の大きさに関係なく、定率の利回りを期待できる点は、魅力的だと感じました。
逆に、この記事を執筆している時点では募集中の案件がなく、いつでも好きな時に投資することができるわけではないというのは、残念なところです。
トラノコ、PeX投資と簡単にご紹介しましたが、共通して言えるのは、銀行預金の金利と比較してみると、預けて待つだけという点では同じなのに、利回りは圧倒的によいということです。
ただし、投資である以上、当然ながらリスクはあります。
手元に戻ってくるのが投資額よりも減ったり、最悪のケースではゼロになってしまうということもあるかもしれません。
そのようなリスクを低減するために、トラノコでは、資金を集中させるのではなく、国内外の様々な投資先に分散させていますし、PeX投資では、投資先の安全性について審査を行うと共に、場合によっては担保を押さえています。
とはいえ、元本が保証されている銀行預金とは決定的に違うということは、理解しておかなければなりません。
で、結局のところ、どちらかに投資してみるんですか、と。
個人的には、少なくとも、近い将来に投資する可能性は低いと思います。
冒頭でも触れた通り、私は少額ながら株に投資していて、時間的にも多くは費やしていないのですが、トラノコやPeX投資に期待できる運用実績よりも、大きな利益を上げられているからです。
投資に費やすことのできる資金に余裕があれば、手間のかからない投資先として検討してみる可能性はあるかもしれませんけどね。
一口に投資と言っても仕組みは大きく異なりますので、順に見ていきましょう。
■トラノコ
トラノコは、TORANOTEC株式会社が手掛ける「投資信託」アプリです。
投資信託とは、利用者から集めたお金をプロの手で運用し、その成果が、利用者それぞれの投資額に応じて分配される、という仕組みになっています。

利回りは運用実績によって左右されるため、例えば、銀行の定期預金のように、何日後に何%の利息をつけて払い戻しますといった確約はありませんが、トラノコでは、お好みに応じて、下記の3種類から投資スタンスを選択することができます。
2017年11月2日現在、運用開始から約半年で、下記のような結果となっています。
小トラ | 約2.5%増 |
---|---|
中トラ | 約3.5%増 |
大トラ | 約5%増 |

投資したお金は、他の利用者から投資されたお金と1つにまとめられて、プロが国内外の株式や債券に投資・運用、利用者は自由なタイミングで換金を申し込むことができます。
5円以上、1円単位の投資が可能となっています。
注意事項としては、各種手数料などの費用が挙げられます。
トラノコに投資する際には、下記のような費用が必要となります。
PointExchangeからの交換手数料 | 2% |
---|---|
月額利用料 | 300円 |
運用報酬 | 年0.324% |
監査費用 | 最大で年0.108% |
ETF売買手数料 | 見込で年0.0648~0.108% |
出金手数料 | 300円 |
これだけ色々とあると、いくらくらいの投資でどれくらいの利益が期待できそうか、わかりにくいですよね。
PointExchangeに10,000ポイント(=10,000円相当)の残高があったとして、全額をバランス重視の中トラに投資、1年後に全額を出金するという例で大雑把にシミュレーションしてみましょう。
投資額は毎月0.6%増加すると仮定し、月額利用料を除く費用は年1回にまとめて差し引いています。
交換前保有ポイント | 10,000円 |
---|---|
トラノコへ交換 | 9,800円 |
1ヶ月後 | 9,559円 |
2ヶ月後 | 9,316円 |
3ヶ月後 | 9,072円 |
4ヶ月後 | 8,826円 |
5ヶ月後 | 8,579円 |
6ヶ月後 | 8,331円 |
7ヶ月後 | 8,081円 |
8ヶ月後 | 7,829円 |
9ヶ月後 | 7,526円 |
10ヶ月後 | 7,322円 |
11ヶ月後 | 7,066円 |
12ヶ月後 | 6,808円 |
各種費用差し引き | 6,771円 |
出金手数料差し引き | 6,471円 |
いやー、みるみる減っていきますね。
最終的に手元に戻ってきたのは、交換前のポイントの65%程度です。
それもそのはず、毎月0.6%増加に対して、月額利用料300円というのは投資額の3%を上回っているわけですから。
それでは、いくら投資すればプラスになるのか、上記と同じ条件で85,000円程度を投資した場合でプラスマイナスゼロ、110,000円程度を投資すれば1,000円のプラスになります。
これをどうお感じになるか、個人的には、手軽に投資できるようなイメージを打ち出している割りには、必要額は手軽な数字ではない、という感想を持ちました。
ただ、付け加えておかなければないのは、上記の例ではPointExchangeから交換したポイントのみを投資の元本としましたが、その前提に無理があるということです。
トラノコは、「おつり投資」と銘打っているアプリです。
PointExchangeからポイントを投資できるようになりましたが、元来は、クレジットカードや家計簿アプリと連動して、毎月1回、日々のお買い物のお釣りに相当する金額が銀行口座から引き落とされて、投資額が積み立てられていく、という仕組みになっています。
まあ、いずれにしても、ある程度の金額を投資しなければ、プラスになるどころかマイナスになってしまいかねないという点は、注意が必要ですね。
■PeX投資

PeX投資は、maneoマーケット株式会社が手掛ける「ソーシャルレンディング」です。
ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業や個人と、お金を投資したい企業や個人を、インターネットを通じて結び付けるサービスのことで、類似のサービスとしてクラウドファンディングが挙げられます。

トラノコとのいちばんの違いは、PeX投資では、払い戻し額が予め決まっているという点です。
募集一覧から投資先と投資額を選択し、後は待つだけ、規定の運用期間が終わると、利息を含めたポイントが返還されます。
1,000ポイント(=100円相当)から投資可能です。

現在、掲載されている案件では、運用期間は2ヶ月~半年程度、利率は1~3%程度となっています。
年利に換算すると4~10%というところですね。
投資額が小さいと手数料の負担が重くなるトラノコと違って、投資額の大きさに関係なく、定率の利回りを期待できる点は、魅力的だと感じました。
逆に、この記事を執筆している時点では募集中の案件がなく、いつでも好きな時に投資することができるわけではないというのは、残念なところです。
トラノコ、PeX投資と簡単にご紹介しましたが、共通して言えるのは、銀行預金の金利と比較してみると、預けて待つだけという点では同じなのに、利回りは圧倒的によいということです。
ただし、投資である以上、当然ながらリスクはあります。
手元に戻ってくるのが投資額よりも減ったり、最悪のケースではゼロになってしまうということもあるかもしれません。
そのようなリスクを低減するために、トラノコでは、資金を集中させるのではなく、国内外の様々な投資先に分散させていますし、PeX投資では、投資先の安全性について審査を行うと共に、場合によっては担保を押さえています。
とはいえ、元本が保証されている銀行預金とは決定的に違うということは、理解しておかなければなりません。
で、結局のところ、どちらかに投資してみるんですか、と。
個人的には、少なくとも、近い将来に投資する可能性は低いと思います。
冒頭でも触れた通り、私は少額ながら株に投資していて、時間的にも多くは費やしていないのですが、トラノコやPeX投資に期待できる運用実績よりも、大きな利益を上げられているからです。
投資に費やすことのできる資金に余裕があれば、手間のかからない投資先として検討してみる可能性はあるかもしれませんけどね。
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