これさえ知ればFXは怖くない【ポイ活ユーザー向け基礎知識】
2019/08/25
でも、クレジットカードはともかく、FXは漠然と怖い、難しいというイメージをお持ちの人もいらっしゃるのでは。
FX案件の高額ポイントは魅力的だけど、不安で手を出せずにいる、そんなアナタのために、FXの基礎知識をまとめました。

FXとは
FXは、外国為替を意味する「Foreign eXchange」の略で、正式には「外国為替証拠金取引」といいます。通貨の交換レート、いわゆる為替レートは、ポイントサイトのポイント交換レートのように固定されているわけではありません。
レートは刻一刻と変動していて、このレート変動の差額により、収益を得ることを目的としているのが、FXです。
1ドル=100円のレートで100万円をドルへ変えて、後日、そのドルを日本円へ戻すという例で考えてみましょう。
1ドル=100円なので、100万円は1万ドルになりますね。
その後、円安ドル高になった場合と、円高ドル安になった場合、それぞれに見てみます(ここではスプレッドは考えないものとします)。

上記がFXのおおまかな仕組みです。
安く買って高く売る、どんな商売でも同じですよね。
1ドル=100円から1ドル=110円へレートの日本円が増えているのに、円高ではなくて円安なの?と腑に落ちない方は、次のように考えるとわかりやすいかもしれません。
100円出せば1ドルと交換してもらえたのに、110円出さないと交換してもらえなくなった、つまり、日本円の価値が下がった=円安になったということです。
なお、後から買い戻す約束で、先に売って後から買う「空売り」と手法もありますが、これは順序が逆になっただけです。
安く買って高く売る、ではなくて、高く売って安く買う、ってこと。
lotとは
ポイントサイトに掲載されるFX案件のポイント付与条件は、主に次の2パターンがあります。- 口座開設のみ、取引は不要。
- 取引◯万通貨以上、もしくは、◯lot以上。まれに◯回以上というパターンも。
口座開設のみのパターンは説明はいりませんね。
問題は、取引◯万通貨、◯lotというパターンです。
◯回なら意味はわかるけど、通貨?lot?◯万円分ってこと?戸惑ってしまいますよね。
ポイントサイトのポイントを、他のポイントや電子マネーなどに交換する際、交換できる単位がありますよね。
それと同じで、FXにも取引できる単位があるんです。
この単位のことを「lot(ロット)」といいます。
FX会社や取引する通貨によっても違いはありますが、1lot=1万通貨となっている場合が多く、例えば、米ドル/円であれば、1万ドル分の取引が1lotになります。
ただし、FX会社によって1lotは1,000通貨だったり、10万通貨だったり、あるいは、同じ会社でも通貨によって1lotの単位が異なる場合もあります。
lotはしっかり確認しておかなければならないポイントです。
レバレッジとは
前項のlotの説明をお読みになっていて、不安になった方もいらっしゃるのでは。1万ドル単位でしか取引できないってことは、1ドル=100円だとしたら、100万円単位でしか取引できないってこと?ってね。
ここでポイントになるのが「レバレッジ」です。
レバレッジとは、テコの作用のこと。
小さな力を大きな力に変える、テコの原理のあのテコです。
FXでは、このレバレッジの仕組みを利用することで、自己資金の最大で25倍の取引が可能となります。
イメージとしては、口座に入金したお金を担保として、FX会社からお金を借りて取引をする、という感じですね。
1ドル=100円で1万通貨の買付をする例を見てみましょう。

25倍のレバレッジをかければ、上記の通り、自己資金が4万円あれば1万通貨の取引ができます。
100万円単位でしか取引できないのー?というところから、随分と現実的な金額になりましたね。
今回は米ドル/円の例を見てみましたが、もっと少ない資金で1lotの取引ができる通貨もあります。
メキシコ・ペソなどはその代表例。
ここ1年は1ペソ=5円前後のレートになっています。
一時的に入金するだけとはいえ、4万円でも難しいという方は、メキシコ・ペソなどドル以外の通貨を検討してみるという方法もありますよ。
ただし、前項でも言及しましたが、通貨によってlotの単位が異なる場合もありますので、くれぐれもご注意を。
また、自己資金以上の取引ができるということは、大きな利益を期待できると同時に、万が一、損失が出た場合にもその金額が大きくなるリスクがある、ということです。
自己資金の何倍もの損失が一気に降りかかる事態を防ぐため、ロスカットという仕組みがありますが、何倍もの金額が動く事実は変わりません、それを理解しておいて下さい。
スプレッドとは
最後に「スプレッド」について説明しておきましょう。スプレッドとは、買値と売値の差額のことです。
ある時点での米ドル/円の買値レートが1ドル=100円だったとします。
では、同じ時点での売値レートも同じく1ドル=100円かというと、そうではないんです。
例えば、スプレッドが1銭だった場合、買値レートに対して1通貨当たり1銭差し引かれた金額が売値レートになります。
買値が1ドル=100円の時、売値は1ドル=99.99円になる、ということ。
買付をして、値動きがないうちに手放すと、スプレッドの分、損をすることになります。

FX会社は、この差額から収益を得ているんです。
国内のほとんどのFX会社では、口座維持費や取引手数料が無料となっていますが、ポイントサイトでFX案件を利用する際には、スプレッドが自己負担額になる、と理解しておきましょう。
ポイ活ユーザー向けに、FXの基礎知識をざっくりとご紹介しました。
要所要所さえ気をつければ、思っていたほど難しくなさそう、そうお感じになっていただけたのでは。
数千円から、時には1万円以上が還元されるFX案件。
これまでは躊躇していたという方も、是非チャレンジしてみて下さい。